こんにちは!
福岡市中央区大名にある大人のための音楽教室『maru music』のReikoです😊
第9回初心者のための音楽理論教室では
①コードシンボル
②6th(C6、Cm6)
③sus(Csus4、C7sus4、sus2)
④add(Cadd9、Cadd2)
について解説していきます!
YouTubeでも解説していますので、ぜひご覧ください✨
①コードシンボル
C、Dm、Em7、FM7、G7 といった、コードの構成音を記号で表したものをコードシンボル と言います。
基本のダイアトニックコードの表記方法になります!
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/7A436351-A087-4552-93DE-4CD9FE0EB1E1.jpeg)
基本の3和音や4和音は上記の配置で表記されることが多いです。
② 6thコード
◎メジャー6thコード
◯6、◯maj6、◯Maj6、◯Ma6
と表記します。
構成音はメジャースケールの1、3、5、6度の音になります!
C6の構成音ですと、、、
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/06C8D0C5-2355-4229-B16C-D1F570A460FD.jpeg)
メジャー6thコードの響きは人それぞれです。
哀愁があると感じたり、あたたかく柔らかいと感じたり、前後の進行の流れでも変わってきます。
メジャー6thを使ったよくあるコード進行です。
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/A2CD22A7-4D79-48C3-8FCF-0746D426BB09.jpeg)
一番上の音(ソプラノ)の
ソ→ラ→シ→ラ というラインが美しいコード進行です。
ベースが変わらないことで、よりソプラノのメロディが引き立ちます✨
◎マイナー6thコード
◯m6、◯min6、◯-6
と表記します。
構成音はメジャースケールの1、5、6度とm3度の音になります!
Cm6の構成音ですと、、、
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/313F4E08-B078-4906-A36A-E807948A2CC8.jpeg)
m3rd(♭ミ)と6th(ラ)の音程が三全音になるため、Cmよりも不安定で複雑な響きになります。
③ susコード
◎sus4コード(サスフォー)
◯sus4 と表記します。
susは「suspended」の略になり、「吊るした」「浮かんだ」「一時停止」と言った意味があります。
構成音はメジャースケールの1、4、5度の音になります!
Csus4の構成音ですと、、、
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/8ED6D093-B004-4DE5-9339-802891589B7A.jpeg)
sus4コード は3rdがないため、メジャー(明るい)、マイナー(暗い)の区別がなく曖昧で浮遊感があります。
この浮遊感を解決させるために、sus4コードは同じルートを持つメジャーかマイナーのコードに着地する流れが多いです。
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/AA6EE304-FE11-4642-BA9A-8F52E597D781.jpeg)
◎7sus4コード(セブンスサスフォー)
◯7sus4 と表記します。
通常のドミナント7thコードの3rdを4度に変更したコードになります。
構成音はメジャースケールの1、4、5度とm7度の音になります!
C7sus4の構成音ですと、、、
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/3A14E217-EA06-446A-AEC5-B508ED8348A8.jpeg)
7sus4コードは、通常のドミナント7th コードの代わりに使用されることがあります。
例えば、C7→F というコード進行に対するメロディが「ファソラド ファ」だとします。
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/75722C8D-8FC1-467C-B05B-F420A69FDA8C.jpeg)
C7の構成音である『ミ』とメロディの『ファ』がぶつかって、とても不協和な響きになってしまいます。
そこでC7をC7sus4へ変更すると、、、
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/80E88A3B-D990-400E-ADC8-04CF02E838C5.jpeg)
先程の不協和がなくなり、きれいな響きになります✨
メロディラインの中で4度を中心に使っているときは、sus4コードを使用するとマッチします😊
◎sus2コード(サスツー)
◯sus2 と表記します。
構成音はメジャースケールの1、2、5度の音になります!
Csus2の構成音ですと、、、
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/EED6A469-33CA-48D0-A542-064BC58C21FF.jpeg)
sus4と同様に3rdがないため、メジャー、マイナーの区別がなく神秘的で澄んだ響きがします。
イントロや間奏などでsus4と一緒に使用されることがあります。
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/24F47630-15E7-47E7-8D47-170029A08918.jpeg)
内声の『ファミレミ』というメロディラインが美しいコード進行です😊
④ addコード
◎add9コード(アドナインス)
◯add9 と表記します。
addには加えるという意味があり、add9であれば9度の音を加えてください、という意味になります。
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/E6398E2F-B1B6-49BD-994E-091673C44CFB.jpeg)
Cadd9の構成音ですと、、、
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/B6E09E5B-9201-4DDF-8DA7-09CB5BFCDD76.jpeg)
素直なCのコードに9thが加わることにより、キラキラしたイメージの響きになります。
◎m add9コード(マイナーアドナインス)
◯m add9 と表記します。
Cm add9ですと、Cmのコードに9thを加えるため構成音は、、、
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/8E63E283-5618-4672-BF6B-5BDC7649AA18.jpeg)
Cmの響きに比べると、少しおしゃれで怪しげな響きがします。
◎add2コード
◯sus2 と表記します。
あまり出てきませんが、海外の譜面などで時々見るadd2はadd9と構成音はおなじです。
Cadd2の構成音ですと、、、
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/02/B85A3C29-70B7-473F-B929-44AD4DA9A375.jpeg)
作曲者の意図として、和音の響きを密集させてほしい時などに使われることがあります。
今回はいろいろなコードシンボルについて解説していきました!
ぜひ響きを確認してみてください✨
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