こんにちは!
福岡市 中央区 天神の大名にある大人のための個人音楽教室『maru music』のReikoです😊
maru musicでは、ボーカル、ギター、ピアノ、作詞作曲のレッスンが学べます✨
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本日はピアノをしていない方でも耳にしたことがあるクラシックの名曲、ベートーヴェンのピアノソナタ『月光』の第一楽章をコードネームにして進行の流れをみていきます✨
『月光』という名前で親しまれていますが正式名称は「チェンバロまたはピアノのための幻想曲風ソナタ」(SONATA quasi una FANTASIA per il Clavicembalo o Piano – Forte)になります。
作品番号は『Piano Sonata No.14 cis-moll Op.27-2』です。
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ベートーヴェンは32曲のピアノソナタを作っていますが、『悲壮』『熱情』と合わせて3大ソナタと呼ばれています。
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まずはKeyをみていきましょう!
Key : C♯m
Key:Eの平行調になります。
EメジャースケールをC♯から始めたC♯ナチュラルマイナースケールと構成音が同じのKeyです。
『ファ・ソ・ド・レ』に♯がつきます!
ダイアトニックコードは…
【Ⅰ】C♯m・C♯m7
【Ⅱ】D♯dim・D♯m7-5
【Ⅲ】E・EM7
【Ⅳ】F♯m・F♯m7
【Ⅴ】G♯m・G♯m7
【Ⅵ】A・AM7
【Ⅶ】B・B7
ナチュラルマイナースケールは【Ⅴ】がドミナント7thコードではなく、m7thコードなので【Ⅴ】→【Ⅰ】に進む引力が弱くなります。
そのため主音が同じであるC♯ハーモニックマイナースケールから『G♯7』のコードを借りてC♯mへの着地感を高める流れがありますのでみていきましょう!
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1小節目〜9小節目
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_6116-800x823.jpeg)
コードだけ弾いても美しいので、ぜひ和音の響きを感じながらコード弾きをしてみてください☺️
3連符のアルペジオの構成音は、コードトーンで作られているため譜読みもしやすくなります✨
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冒頭はC♯mから始まってベースラインが下がっていきます。
3小節目の『D/F♯』は『レ』にナチュラルが付いてノンダイアトニックコードになっています。
ノンダイアトニックコードが入るとふわっと浮いた印象になります。
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4小節目は5小節目のC♯mに着地するために『G♯7』や『G♯sus4』など安定を求めるコードが入り変わり立ち替わり出てきます。
5小節目C♯mで着地した後は、アルペジオで上行していき、メロディが始まります。
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7小節目から9小節目にかけては、平行調のメジャーキー『E』のⅡ→Ⅴ→Ⅰの進行になっています。
F♯m→B7→E の流れが明るい雰囲気を出してくれています。
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10小節目〜15小節目
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_6120-800x253.jpeg)
ここからは目まぐるしく一時的にいろいろなKeyの要素が出てきます。
まずは先ほど『E』で着地した後すぐに、同主調マイナーの『Em』に変わりまた違った暗い雰囲気に変わります。
暗くなったと思いきや『G7→C』のメジャーキーのドミナントモーションが出現し明るくなります。
明るくなった後、ベースラインが降りていき『F♯7』が現れます。
![](https://maru-music.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_6121-800x260.jpeg)
『F♯7→Bm』マイナーキーのドミナントモーションが繰り返された後、『B』で明るくなります。
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ここまででも、様々な展開がありいろいろな情景が思い浮かびます✨
コードにすると、ポイントとなるノンダイアトニックが明確になったり、ドミナントモーションで一時的なKeyの変化がわかりやすくなります!
表現するときのヒントになりますね😊
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次回16小節目からのコードを見ていきますので、ここまでどんな風に演奏したいかをぜひ考えてみてください😊
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