こんにちは!
福岡市中央区大名にある大人のための音楽教室『maru music』のReikoです😊
「大人のピアノscore」シリーズでは、定番曲をちょっと大人なおしゃれアレンジで弾く楽譜を無料でご紹介しております✨
今回ご紹介するのは、、、
『パッヘルベルのカノン』
とっても人気の曲でピアノバージョンもたくさんあります!
YouTubeにも動画をUPしていますので参考にされてください😊
パッヘルベルのカノンとして親しまれているこの曲の正式名称は、

あまりにも有名になり過ぎて、曲名も本来の演奏形式を知らない方もけっこういらっしゃいます!
では正式名称にある『カノンとジーグ』とは何でしょう??


そして原曲は、、、
3本のヴァイオリンと通奏低音 で演奏されます。
通奏低音とは、バロック時代によく使われた伴奏方法で、曲の最初から最後まで繰り返し演奏される低音パートになります。
このベースラインをもとに、チェンバロやオルガン、リュートなどがアドリブでコードをつけたり、フレーズを入れたりします。
即興のコード演奏のような感じですね!
通奏低音が一般的だったバロック時代は、クラシックでよくある楽譜通りに演奏するだけでなく、即興力も必要でした✨
今回はこちらのベースラインと第一ヴァイオリンの旋律で構成された楽譜を作っています。
このヴァイオリンパートが追いかけっこをしているんだなぁと原曲のメロディラインを感じていただけたらと思います😊

運指付きの楽譜をご用意していますので、ぜひ印刷して一緒に練習していきましょう🎹
1小節目〜10小節目
通奏低音から始まり、3小節目から第一ヴァイオリンが入ってきます。
10小節目にある『tr』トリルとは、、
元の音符と1音上(2度上)の音符を交互に波打つように弾きます。
バロック時代のトリルは1音上から始めるのが主流でした。

この場合は元の音符「レ」の1音上の「ミ」から『ミレミレ…ド♯』と弾きます。
11小節目〜18小節目
メロディラインが4分音符→8分音符と→16分音符と忙しくなってきます。
15小節目〜第二、第三ヴァイオリンが16分を演奏している間は、落ち着いたフレージングでメロディをサポートします。
単旋律に和音を付けています。

19小節目〜26小節目
19小節目からは、一番印象的で皆さんが知っているメロディラインですね♫
32分音符が出てきて慌ててしまいそうですが、呼吸不足にならないようにスラーの位置を確認して落ち着いてブレスを取りながら演奏しましょう✨

23小節目は32分音符から4分音符に変わります。
勢いで4分音符が短くなり、テンポが乱れないようにカウントを!
27小節目〜34小節目
逆三角形の記号が出てきます!

音の長さを1/2や1/4にすると言われていますが、実際の演奏ではもっと短くなることが多い印象です。
35小節目〜42小節目
弦楽器で作られたものを日ピアノで弾くと鍵盤の構造上とっても音が飛びます💦

上下にオクターブで飛んで忙しいですが、視覚ではなく身体の流れを作りながら弾いていきましょう!
43小節目〜最後まで
44、46、49小節目は『ド♯』が『ド♮』になっています。

44、46小節目はコードがGのため、Gの構成音である「シ」と「ド」が短9度になりますので、不協和に感じる方もいるかもしれません。
49小節目はコードがF♯m→F♯m♭5になっており、コードトーンで美しく響いています。
2楽章構成でもあるこの曲は、このあと12/8拍子の舞曲ジーグへと続いていきます。
ぜひジーグも聴いてみてください😊
古楽器での演奏を聞くと、バロック時代のピッチ415Hzに合わせて半音下げチューニングで演奏しており、当時の雰囲気を味わうことができます✨
ピアノでもいろいろなアレンジがされているこの曲ですが、ぜひ原曲の第一ヴァイオリンの響きを味わいながら練習されてください😊
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