こんにちは!
福岡市中央区大名にある大人のための音楽教室『maru music』のReikoです😊
第3回初心者のための音楽理論教室では
①Key(調)
②transpose(転調)
③degree(度数)
について詳しく解説していきます!
YouTubeでも解説していますので、ぜひご覧ください✨
①Key(調)
Key(調)とは
メロディやフレーズ、コード(和音)など、楽曲の雰囲気を作るために主に使用されているスケールやトーナルセンター(主音、中心音)
のことを表しています。
Tonal Center(主音、中心音)とは
スケールの起点となっている音
のことを表しています。
CメジャースケールのTonal Centerは『ド』になります!

Tonal Center は安定感、終止感があるため、楽曲の最後の音として使用されることが多いです。
Key:Cと書いてある楽曲ですと、Cメジャースケールを中心としてメロディやコードが構成されています。
また曲のKeyの雰囲気は大きく2種類に分かれています。
メジャー(長調)
マイナー(短調)
メジャーは明るい雰囲気、マイナーは暗い雰囲気を持っています。
CメジャーとCマイナーを日本語表記にすると
ハ長調、ハ短調
となります。
②transpose(移調)
transpose(移調)とは
メロディなど音同士のインターバル(幅)を変えずに、音の高さだけを上げたり、下げたりすること
を表します。
カラオケのKeyチェンジと同じ原理になります♫
メジャースケールは全部で12種類あり、全全半全全全半の規則で並んでいます。

Key:CとKey:Dできらきら星を弾いて比較してみると

音の高さは変わりましたが、度数と書いてある数字の流れは同じになっています✨
豆知識 #と♭分かれてるのは?
スケールはなぜ♯キーと♭キーにわかれているのでしょう??
B♭とA#は同じ音なのに、B♭で表記するのはなぜでしょうか??
スケール内では同じ音名は使いません。
ですのでAメジャースケールを半音上げて、A#メジャースケールを作ってみると、、、

すごく複雑になってしまいます💦
E♭やA♭などのKeyも同様にとても複雑になってしまいます😣
G♭とF♯はどちらで表記しても複雑さは変わりません✨
③degree(度数)
degree(度数)とは
音と音との距離の単位。
2つの音がどれくらい離れているかを数字で表したもの
になります。
degree name とはこの度数をローマ数字で表したものになります。
degree name はメジャースケールを基準にネームがついており、主音を1度(Ⅰ)として数えていきます。
例えば、Key:Cの3度の音は?

Key:Dの3度の音は??

このようにdegree nameで考えると、移調することができたり、コードの進行や構成を分析できるようになります✨
豆知識 度数と響き
degree(度数)はさらに詳しく表すことができ、2つの音を合わせたとき、それぞれ響きが違います。




perfect と呼ばれる1、4、5、8度の音程は、周波数比がきれいな整数となっているので、響きがクリアなのが特徴です!
度数によって響きが変わるので、違いを感じながら聞いてみてくださいね♫
次回はマイナースケールについて詳しく解説していきます😊
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